子供たちの“好き”が最強の武器――さかなクン・SU-METAL・コミケが示す未来戦略
日本がこれから本当に強くなるために必要なのは、資金や技術だけではありません。
それ以上に大切なのは、子供たちの“好き”を伸ばす環境です。
さかなクン型 ― “好き”が知恵になる
子どものころから魚に夢中だったさかなクン。
その情熱を止める人は誰もいませんでした。
結果として、彼は魚類学の専門家となり、研究や教育、さらには国の施策にまで影響を与える存在に。
「好き」がそのまま社会の知恵になった例です。
SU-METAL型 ― “好き”が世界を動かす
BABYMETALのSU-METALも同じです。
幼少期から歌やダンスが大好きで、アクタースクールに通い続けました。
その積み重ねが、やがて世界の大舞台に立ち、日本発のカルチャーを広げる力になった。
「好き」が国境を越えて文化を生み出した例です。
コミケ型 ― “好き”が土台をつくる
世界最大の同人誌即売会・コミケ。
ここに集まるのは、プロではなく 「好きだから描く・作る」 人たちです。
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採算度外視の自由な実験場
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新しい才能が発掘される場
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ファンと直結する交流の場
この“裾野の厚み”があるからこそ、日本のアニメやマンガは世界に誇れる独創性を持ち続けています。
アニメの強さは、コミケという土台があるからこそなんです。
共通する3つの条件
さかなクン、SU-METAL、コミケに共通しているのは、次の3点です。
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子供のころに「好き」に出会えた
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それを続けられる環境や場があった
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周囲の大人や社会が否定せず、応援してくれた
この3つが揃えば、どんな分野でも未来の天才は必ず生まれます。
日本の最強戦略=教育投資
ウォール街の金融工学や大企業の経営戦略も大切ですが、
日本を無敵にする本当の戦略は「教育投資」です。
それもテスト勉強や受験のためではなく、
「子供たちが好きに没頭できる場を増やす投資」です。
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パソコンオタクが集まるクラブ
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エンジンやロボットをいじれる拠点
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昆虫好きがフィールドに出られる活動
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ダンスやヒップホップで自己表現できるクラブ
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同人誌や創作を楽しめる“子供版コミケ”
こうした「楽しめる教育環境」こそ、未来のさかなクンやSU-METALを育て、日本の文化や産業を強くしていきます。
結論
子供たちの“好き”こそが、最強の武器。
その武器を活かせる土台を広げれば、日本はもっと無敵になれるのです。

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