「おっさんはいつまでたっても周回遅れ──AIを笑う人たちへ」
昔と同じ光景
2025年 ChatGPTやGeminiなど、生成AIは毎日のようにニュースをにぎわせています。
しかし街では、まだこんな声が聞こえてきます。
「AIなんて学生のレポート代行やろ」
「遊びにしかならん」
この言葉、どこかで聞いたことありませんか?
インターネットを笑っていた時代
1990年代末。
「ネットでモノは売れない」
「クレジットカードを入力するなんて危ない」
「ネットはオタクのおもちゃ」
そう言っていたのは、今と同じ世代の人たちでした。
けれどその後、Amazonや楽天で買い物をし、YouTubeやSNSを毎日見るようになったのは、他でもないその人たち自身。
笑っていた人こそ、結局は追いかけざるを得なかったのです。
今はAIを笑う
そして今度は同じ人たちが言います。
「ネットは偉大やけど、AIは役立たん」
いやいや、そのネットを笑ってたのは、あんたらやん!🤣
この周回遅れのパターンは、歴史が繰り返すことを証明しています。
他の分野でも繰り返される
実はこれはネットやAIだけの話ではありません。
スマホ
「画面が小さすぎてパソコンの代わりにはならない」と笑われていた。
→ 今や仕事も遊びもスマホが中心。EV(電気自動車)
「走行距離が短い」「高すぎる」と言われ、当初は失敗作扱いだった。
→ これからは、核融合発電 や ペロブスカイト太陽電池 が実用化されれば、EVは本当に持続可能なモビリティへと進化する未来が見えてきた。動画配信サービス
「映画はレンタルで十分」「ネット配信は画質が悪い」と笑われていた。
→ 今やNetflixやAmazon Primeが生活インフラに。
AIも同じ道を歩む
新しい技術は、最初は必ず笑われます。
けれどインフラや関連技術が整ったとき、それは一気に「なくては困る存在」へと変わるのです。
AIもきっと同じです。
今は「遊び」と言われても、教育・医療・仕事・エネルギーまで広がり、10年後には「これがないと不便」と言われるでしょう。
周回遅れにならないために
新しいものを笑って切り捨てた人こそ、いつも周回遅れになります。
それはインターネットでも、スマホでも、EVでも、そしてAIでも変わりません。
人間には「新しいものを疑う」「未知を避ける」というバイアスがあります。
それは命を守る本能でもあるけれど、時代の変化に対しては足かせにもなります。
だからこそ思います。
「どうせ使う時代が来るなら、笑うより先に触れてみよう」と。
バイアスに縛られるか、ワクワクを選ぶか――その違いが未来の立ち位置を決めるのです。
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