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⚡ゾクゾクする未来 ― AIがつくるあなた専用の世界

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  ある日、ニュースで知った。 ウォルマートがOpenAIと提携して、ChatGPTの中で買い物ができるようになるらしい。 最初は「ふ〜ん、便利そうだな」くらいだった。 でも、考えれば考えるほどゾクゾクしてきた。 🛒 買い物の常識が変わる たとえば―― 👩‍🍳「お弁当の油汚れが落ちにくいんだけど、どの洗剤がいい?」 🤖「今お使いの弁当箱はプラスチック製ですね。  油落ちが良くて手荒れしにくい“〇〇洗剤”が合います。」 👨‍👩‍👧「子どもがアレルギーで柔軟剤の香りが苦手なんだ。」 🤖「無香料タイプの“△△ソフト”はいかがですか?  口コミで肌トラブルの少ない商品です。」 👩‍💻「夜にパソコンでFXをするから、目が疲れにくいデスクライトが欲しい。」 🤖「長時間作業向けに“ブルーライト軽減機能付きライト”が人気ですよ。」 こんなふうに、AIが“今の自分の生活”を理解して、 棚に並ぶ何万点もの商品の中から、ぴったりの一つを選んでくれる。 もう「どれがいいかわからない」と迷う時間がなくなるんです。 🧠 サム・ウォルトンのDNAは生きている ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、 「お客様のために、変化を恐れず挑戦せよ」と言った。 安く売るだけではなく、 テクノロジーで暮らしを良くする 。 今回のAI連携は、まさにその精神を現代に受け継いでいる。 🏡 不動産でも同じ未来が来る この考え方は、不動産にもそのまま当てはまる。 「夫婦共働き」「子ども2人」「たまに祖父母が泊まりにくる」 そんな情報をAIに伝えるだけで―― 🤖「通勤と学校を考えると神戸市北区が最適です。  10年後の修繕費は約150万円、光熱費は年間12万円程度です。」 暮らしを丸ごと提案してくれる“AI不動産”が、すぐそこまで来ている。 🌏 “あなた専用の世界”が始まっている これからは、みんなが同じ商品を見ていた時代が終わる。 AIがあなたを理解して、 あなた専用のウォルマート・Amazon・不動産サイト を作ってくれる時代。 「人の数だけ、AIショップがある」 それは、テクノロジーが人間を置き去りにする未来ではなく、 人に寄り添う未来 の始まり。 そして、その未来を想像するたびに―― 僕は、ゾクゾクしてくる。

🐛ある日YouTubeで偶然見つけた ― ひよりちゃんが教えてくれた、日本の未来

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ある日、YouTubeで偶然見つけた動画があった。タイトルは「ひよりの虫日記」。高校生くらいの女の子が、野原で虫を見つけては、うれしそうに紹介している。派手な演出も音楽もない。けれど、不思議と目が離せなくなった。 その女の子こそ、奈良県出身の女優・ 片田陽依(かただ・ひより)さん 。彼女は虫が大好きで、芸能活動を始めた理由も「虫の魅力を世の中に伝えたい」という思いからだという。その素直な語り口に、心の奥がじんわり温かくなった。 🐠さかなクンに通じる好きの純度 彼女を見ていて思い出したのが、 さかなクン だった。魚が好きで、描いて、調べて、話し続けた人。お金のためではなく、「純粋に魚を知りたい」という情熱で人生を形づくってきた。 ふたりに共通するのは、「好きの純度」の高さ。誰かに褒められたいからやるのではなく、好きだからやめられない。その姿は、見ている人に“好きでいいんだよ”と勇気をくれる。 🧪ノーベル賞を生むのも、結局は「好き」 日本が人口に対してノーベル賞受賞者が多いのは、制度でも教育でもなく、好きに夢中になれる国民性があるからだと思う。 最先端の研究も、最初は「なんでこうなるんだろう?」という好奇心から始まる。つまり、ノーベル賞の原点も「好き」だ。 虫を追いかけるひよりちゃんの姿は、まさにその“探究の芽”そのもの。もしかしたら、彼女の動画を見て、未来の科学者が生まれるかもしれない。 🌸本当の幸せとは お金ではなく、夢中になれるものがあること。それこそが、本当の幸せ。 さかなクンも、ひよりちゃんも、成功を結果としてではなく、生き方として体現している。誰かに言われたからではなく、自分の心が導く方向へ。その姿勢が、見る人に希望を与える。 🌏日本の未来は、“好き”がつくる AIが進化し、効率が求められる時代に、「好きなことをとことん続ける人」は、むしろ希少な存在になりつつある。けれど、そういう人がいる限り、日本は強い。 虫を追いかけるひよりちゃん。魚を語るさかなクン。未知を探る研究者たち。 彼らが教えてくれるのは、 未来は好きの力でつくられる ということだ。

BABYMETALは温室育ちじゃない──奇跡の野生原種が世界で咲いた

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  戦後の日本は、まさに焼け野原からのスタートでした。 街は瓦礫、工場は破壊され、物資も足りない。けれど、そんな状況から世界を驚かせる企業が次々と生まれます。 ホンダは小さな町工場から、バイクで世界に挑戦。ソニーはトランジスタラジオを武器にアメリカ市場に殴り込みました。 当時、日本製品は「安かろう悪かろう」と言われ、海外の壁はとてつもなく高かった。 でも、彼らは愚直に品質を磨き、独自の技術で世界を納得させました。 その結果、日本製品は「安いだけじゃない、信頼できる」という評価を勝ち取り、 やがてホンダはF1で勝利し、ソニーはウォークマンやプレイステーションで世界を席巻します。 令和の今、同じような物語を音楽の世界で再現しているのがBABYMETALです。 彼女たちは「メタルとアイドルを融合させる」という誰もやらなかった挑戦をしました。 日本国内でも賛否両論。「ふざけてる」「邪道だ」と言う人もいました。 それでもBABYMETALは海外に飛び出し、メタルの聖地・ヨーロッパ最大級のフェスでブーイングを浴びながらもステージに立ち続けました。 やがて観客の心をつかみ、今ではヘッドライナーとして世界中のファンを熱狂させる存在になりました。 ここで重要なのは、BABYMETALが「温室育ち」ではないということです。 広告代理店が巨額の予算でブームを作るのではなく、SNSや現場の口コミで広がっていった。 プロモーションのための“安全なシナリオ”ではなく、リアルな観客の歓声と批判の中で育った。 これはまさに「奇跡の野生原種」。 温室水耕栽培の植物は、美しく整い、虫もつかず、安全に育ちます。 でも、外の世界に出したら弱い。風に倒され、雨に打たれて枯れてしまうかもしれない。 一方で、野生の原種は環境の厳しさにさらされながらも、たくましく生き残ります。 BABYMETALはまさにその“野生原種”。批判という嵐も、SNSの炎上という雷雨も、 すべて受け止めながら花を咲かせ、世界で認められる存在になったのです。 しかも、ここで大切なのは「反対意見を抹殺しない」こと。 賛否両論があるのは健全な証拠です。 むしろ反対意見がまったく出ないとしたら、それはどこかで情報が操作されている可能性すらあります。 広告代理店が作る一方向のキャンペーンでは、ネガティブな声は排除され、 ポジティブな情報だ...

子供たちの“好き”が最強の武器――さかなクン・SU-METAL・コミケが示す未来戦略

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  日本がこれから本当に強くなるために必要なのは、資金や技術だけではありません。 それ以上に大切なのは、 子供たちの“好き”を伸ばす環境 です。 さかなクン型 ― “好き”が知恵になる 子どものころから魚に夢中だったさかなクン。 その情熱を止める人は誰もいませんでした。 結果として、彼は魚類学の専門家となり、研究や教育、さらには国の施策にまで影響を与える存在に。 「好き」がそのまま社会の知恵になった例 です。 SU-METAL型 ― “好き”が世界を動かす BABYMETALのSU-METALも同じです。 幼少期から歌やダンスが大好きで、アクタースクールに通い続けました。 その積み重ねが、やがて世界の大舞台に立ち、日本発のカルチャーを広げる力になった。 「好き」が国境を越えて文化を生み出した例 です。 コミケ型 ― “好き”が土台をつくる 世界最大の同人誌即売会・コミケ。 ここに集まるのは、プロではなく 「好きだから描く・作る」 人たちです。 採算度外視の自由な実験場 新しい才能が発掘される場 ファンと直結する交流の場 この“裾野の厚み”があるからこそ、日本のアニメやマンガは世界に誇れる独創性を持ち続けています。 アニメの強さは、コミケという土台があるからこそ なんです。 共通する3つの条件 さかなクン、SU-METAL、コミケに共通しているのは、次の3点です。 子供のころに「好き」に出会えた それを続けられる環境や場があった 周囲の大人や社会が否定せず、応援してくれた この3つが揃えば、どんな分野でも未来の天才は必ず生まれます。 日本の最強戦略=教育投資 ウォール街の金融工学や大企業の経営戦略も大切ですが、 日本を無敵にする本当の戦略は「教育投資」です。 それもテスト勉強や受験のためではなく、 「子供たちが好きに没頭できる場を増やす投資」です。 パソコンオタクが集まるクラブ エンジンやロボットをいじれる拠点 昆虫好きがフィールドに出られる活動 ダンスやヒップホップで自己表現できるクラブ 同人誌や創作を楽しめる“子供版コミケ” こうした「楽しめる教育環境」こそ、未来のさかなクンやSU-METALを育て、日本の文化や産業を強...

日本を心配するイーロン・マスク ─ 人口減少と移民のジレンマ

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先日、大阪で行われた「反移民デモ」の映像がSNSに投稿され、大きな波紋を呼びました。 デモの参加者は「移民反対!」と書かれた横断幕を掲げ、違法移民の排除を訴えていました。 驚きだったのは、その映像に対してイーロン・マスクが「Good」とコメントしたことです。 マスク氏は過去にも日本の人口減少に強い懸念を示してきました。2022年には「出生率が変わらなければ、日本は存在しなくなる」と発言し、多くのメディアが取り上げました。 辛口な物言いですが、背景には「日本文化への敬意」と「未来への心配」が込められているように思います。 イーロンが愛する日本文化 イーロン・マスクは単なるビジネスマンではなく、日本のカルチャーに深い関心を寄せています。 アニメ作品『新世紀エヴァンゲリオン』や映画『君の名は。』を称賛し、秋葉原を訪れたこともあります。 また、日本のものづくり精神や技術力にも敬意を示してきました。 だからこそ「人口が減ると、日本独自のアニメや文化が途絶えてしまうのではないか」という危機感を抱いているのでしょう。 YouTuberの中には再生数狙いで「日本大好き!」と発信する人もいますが、イーロンの言葉はそれとは違い、 本気の警鐘 として受け止められます。 人口減少の現実 日本の人口はすでに減少局面に入り、出生率は1.3前後に低迷しています。 高齢化が進み、2060年には人口が9,000万人を下回るという予測もあります。 労働力不足はもちろん、社会保障の持続や地域コミュニティの維持にも影響を与えます。 この現実を前に、政治家は「対策を打っている」と言いますが、成果が見えにくいのも事実です。 その一方で、イーロンのような世界的リーダーがズバッと本質を突く発言をするからこそ、多くの日本人の心に響くのだと思います。 移民政策のジレンマ では、人口減少を補うために移民を受け入れれば解決するのでしょうか? 確かに労働力の不足を埋める手段として、移民は有力な選択肢です。 しかし文化的な同質性が薄まり、日本独自の雰囲気が失われるのではないか、という懸念もあります。 ヨーロッパでは急激な移民増加が社会の分断を招いた例もあり、日本も慎重にならざるを得ません。 大阪のデモに見られるように「移民反対」の声がある一方で、外国人労働者が地域を支えている現実もあります。 このジレンマこそ、イーロンが「G...

「おっさんはいつまでたっても周回遅れ──AIを笑う人たちへ」

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  昔と同じ光景 2025年 ChatGPTやGeminiなど、生成AIは毎日のようにニュースをにぎわせています。 しかし街では、まだこんな声が聞こえてきます。 「AIなんて学生のレポート代行やろ」 「遊びにしかならん」 この言葉、どこかで聞いたことありませんか? インターネットを笑っていた時代 1990年代末。 「ネットでモノは売れない」 「クレジットカードを入力するなんて危ない」 「ネットはオタクのおもちゃ」 そう言っていたのは、今と同じ世代の人たちでした。 けれどその後、Amazonや楽天で買い物をし、YouTubeやSNSを毎日見るようになったのは、他でもないその人たち自身。 笑っていた人こそ、結局は追いかけざるを得なかったのです。 今はAIを笑う そして今度は同じ人たちが言います。 「ネットは偉大やけど、AIは役立たん」 いやいや、そのネットを笑ってたのは、あんたらやん!🤣 この周回遅れのパターンは、歴史が繰り返すことを証明しています。 他の分野でも繰り返される 実はこれはネットやAIだけの話ではありません。 スマホ 「画面が小さすぎてパソコンの代わりにはならない」と笑われていた。 → 今や仕事も遊びもスマホが中心。 EV(電気自動車) 「走行距離が短い」「高すぎる」と言われ、当初は失敗作扱いだった。 → これからは、 核融合発電  や  ペロブスカイト太陽電池  が実用化されれば、EVは本当に持続可能なモビリティへと進化する未来が見えてきた。 動画配信サービス 「映画はレンタルで十分」「ネット配信は画質が悪い」と笑われていた。 → 今やNetflixやAmazon Primeが生活インフラに。 AIも同じ道を歩む 新しい技術は、最初は必ず笑われます。 けれどインフラや関連技術が整ったとき、それは一気に「なくては困る存在」へと変わるのです。 AIもきっと同じです。 今は「遊び」と言われても、教育・医療・仕事・エネルギーまで広がり、10年後には「これがないと不便」と言われるでしょう。 周回遅れにならないために 新しいものを笑って切り捨てた人こそ、いつも周回遅れになります。 それはインターネットでも、スマホでも、EVでも、そしてAIでも変わりません。 人間には「新しいものを疑う」「未知を避ける」というバイアスがあります。...

アメリカの食洗機と日本のウォシュレット──灯台下暗しの不思議

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  情報は届いていたのに、なぜ動かなかった? いまはインターネットがあり、情報が一瞬で国境を越える時代。 船や飛行機でしか行き来できなかった頃とは違い、 「食洗機は便利」「ウォシュレットは快適」という知識は、すでに世界中に広まっていました。 それなのに、なぜ人々はすぐに行動せず、 普及までに何十年もかかったのか? その理由は技術の遅れではなく、人間の思い込み(バイアス)だと思います。 事例① アメリカの食洗機は“70年代からの標準” アメリカでは1970年代から食洗機の普及が一気に加速しました。 郊外住宅の拡大、共働き世帯の増加、大皿文化などが後押しとなり、 1980年代には新築住宅で「ほぼ標準装備」となりました。 いまでは普及率70〜80%以上。 「食器を手洗いする方が珍しい」というほど、生活に根付いています。 一方、日本では… キッチンが狭い 水道代が高い 食器が小さい こうした事情から「食洗機=贅沢品」というイメージが長く続きました。 「便利なのは分かるけど、自分には必要ない」と考えてしまい、行動には移らなかったのです。 事例② 日本のウォシュレットは“80年代からの標準” 日本では1980年に TOTO が初代ウォシュレットを発売。 「おしりだって洗ってほしい」というCMが話題となり、80年代から普及が進みました。 2000年代には家庭や公共施設で急速に浸透し、今や標準装備と言える存在です。 しかし北米では… 「紙で十分」 「トイレに電源や配管がない」 「高級ホテルの設備」 という思い込みが強く、普及は何十年も遅れました。 情報として便利さを知っていた人も多かったのに、「高すぎる」「面倒」「特別な人向け」と脳が勝手に言い訳をつくり、実際の行動にはつながらなかったのです。 コロナ禍でトイレットペーパーが不足したとき、ようやく人々はその便利さを“実体験”として意識し、需要が爆発的に広がりました。 共通点:灯台下暗し アメリカ人にとって食洗機は「当たり前すぎて特別な価値に気づかない」 日本人にとってウォシュレットは「当たり前すぎて世界的に珍しいことに気づかない」 そして両者に共通するのは、 情報があっても“言い訳の壁”を越えない限り行動しない ということです。 まとめ:人間は合理的ではなく、思い込みで動く 便利だと情報では分かっていても、 「値段が高い」 ...